酒井順子さんの【負け犬の遠吠え】をきっかけに
『負け犬』という言葉が一気に市民権を得て。
その勢いは留まることを知らず、結婚という範囲を超えて
仕事とか生き方とか、色んなところへ広がっていってるよね。
ほんと、『負け組』とか『勝ち組』とか。
職業とか年収とか、優劣をつけて比べるときに、
線引きして使われたりするんだけど。
すごくよく耳にするようになったよね。
あなたも、誰かと話すとき、つい簡単に
この言葉を使ってない?
でもさ。
私、思うんだよね。
【本当に、そんなに簡単なものなのかな?】、って。
『善』と『悪』みたいに
きっぱり2つに分かれてしまうものなのかな? って。
人の生き方って・・・そもそも人生って、
そんなに単純で機械的なものなのかな??? ってね。
きれいごとを言うつもりはないよ。
でもさ。
何ごとにおいても。
二元論で片付けてしまうと、
どうにも不自然になってしまうというか、
現実からは遠ざかってしまうように思えて。
そして、現実から遠ざかった分、
逆に、イメージだけが鮮明になるように感じられて。
私は居心地が悪くてしょうがない。
だってね。
イメージというか、思い込みというか、そういう
ものだけが強くなってしまうと、そのことに
どうしても囚われがちになってしまうと思うんだ。
私やあなたを含めて、誰もが本来持っている
『柔軟性』とか『寛容さ』とか、そんなものが
働きにくくなるような気がするんだ。
そうでなくても。
『こうでなくっちゃ』みたいなものを自分の中で
作り上げてしまうと・・・
時として苦しくなってしまわない?
私は、恋愛も結婚も、人生の1つの節目だと思ってる。
『節目』だから、大切なことだとは思う。
でも、その価値観は、人の数だけあるものだと思うんだ。
そう。
バラバラでいいと思うわけ。
結婚相手に求める条件も。
幸せの基準も。
三者三様でいいと思うんだ。
その人自身が幸せであればそれでいいって。
ねえ。
もし、あなたが『勝ち負け』で人生を捉えてしまって
いるのなら・・・
私は恐れず忠告します。
『優劣で測る考え方は、いますぐ手放しなさい』 って。
そして、言います。
『物事をありのままに見つめてみて』 と。
あなたにはあなただけの美しさがあり、
あなたに見合った相手がいる。
そして、一番大切なことは。
あなたの理想の相手は、
あなたが理想と【考えている】相手とは
違うかもしれない、ってこと。
一方、理想の相手を知るには、肩の力を抜いて、
自分を冷静な目でありのままに見つめることが
不可欠で。
ありのままに見つめるには、余計な先入観や
枠組みを取り払わないといけない。
あなた本来の柔軟性を取り戻さないと、
できないんだよ。
『負け犬』『勝ち犬』、『負け組』『勝ち組』。
こんな簡単な言葉を普段から使うっていうことは。
目に見えたことを単純に2種類に分けることを
無意識にやるようになるということで。
目に見えたことを、そのままの姿で捉えることが
おろそかになる、という最悪のパターンに陥ることになる。
この思考回路を繰り返せば繰り返すほど、
思考回路は単純化され、思考は薄くなる。
目が曇って、目の前の幸せに気付けなくなる。
あなたは、薄い思考になってませんか?